「Post Truth(ポスト・トゥルース)時代」 〜客観的な事実や真実が重視されない怖さ〜

January 4, 2017

昨年の米国大統領選の終盤。党派色の強いブログやほぼ無名のニュースサイトがガセネタを発信、それらがフェイスブックやツイッターなどでまことしやかに流れていく。その結果、有権者の投票行動に大きな影響を与えたとの見方が広がっている。

 

大統領選に関わるような大きな問題だけではなく、下記の日経新聞の記事のように、一個人のビジネスや人生に多大なそして瞬時に影響を及ぼし破壊していくのがネットの世界である。

 

客観的な事実や真実が重視されずに、ネットに流れた情報が真実(Truth)として捉えられ、その情報がそのまま伝達され一気に広がっていく。ファイスブック等を通して食卓の写真をアップしている分には楽しいけれど、ビジネスとして利用するやいなや、それは機関銃にも似た武器となり、数多くの的をえるのは速いが、瞬時にリスクとなって自分に返ってくる。その時は打つ手段なしである。ゼロからやり直すしかない。

 

信頼をしてくれている顧客の数が多ければ、上記事態も早期リカバリーが可能かと思われる。

「日々顧客との信頼の絆を深めていくこと」を我が社のモットーとしてあげる必要がありそうだ。

 

 

【以下、Nikkei Netからの引用】

 

 

偽ニュースで発砲 「ピザゲート事件」を歩く 
「Disruption 断絶を超えて」特別編

2017/1/3 12:00

 

日本経済新聞 電子版

 米大統領選の熱がいまだ残るワシントンDC。ホワイトハウスから車で20分の郊外にあるピザレストラン「コメットピンポン」の前に、多くの人々が集まってきた。

■全米が注目した営業再開の日

 夕食前というかき入れ時だからではない。この日は、全米の注目を集めたピザ店が営業を再開する特別な日だったからだ。

 「地元ワシントンから、そして世界中から届いた多くの励ましに心を打たれました。今後も末永く、みなさんのためにお店を続けていきたい」

店主のジェームズ・アレファンティスさんは弾んだ声でこうあいさつし、お客さん一人ひとりを店内に招き入れた。雨が降る中、行列をつくって待っていたのは、大半が近所の人々のようだ。

 もちろん、営業再開をニュースとして流すため、メディアの記者やカメラも押しかけた。昨年12月6日午後5時すぎのことである。

 コメットピンポンの営業再開がなぜ、これほどの注目を集めたのか。事件は、その2日前に起きた。

 ライフル銃を持った28歳の男が昼下がりの店内に押し入り、発砲。幸いにも、客や従業員にけがはなかった。銃社会の米国では、「いくつもある事件」の1つに思えるが、翌日の米紙ワシントン・ポストは1面で写真付きで取り上げた。

■「おまえを追い詰めてやる」

 新聞など大手メディアだけではない。ソーシャルメディアでも大きな話題になった。この事件が、米大統領選に絡むネットの「偽ニュース」に端を発していたためだ。

 逮捕された男は警察の調べに対し、ある陰謀論を信じ込み、子どもたちを救出するために店を襲ったと供述した。

営業再開後に取材に応じるピザ店「コメットピンポン」

の店主、ジェームズ・アレファンティスさん

 

「ピザゲート」――。民主党候補のヒラリー・クリントン氏がかかわる児童への性的虐待や人身売買のネットワークが存在し、このピザ店が拠点になっている、とネット上で広がった話である。 米メディアによると、店主のアレファンティスさんが異変に気づいたのは大統領選の投開票日の数日前だった。写真共有サイト「インスタグラム」で、アレファンティスさんをフォローする人の数が突如として増えた。そして、コメント欄に脅迫めいた言葉が次々と書き込まれた。 「おまえを追い詰めてやる」 「この手でおまえを殺す」 調べてみると、ピザゲートに関する記事がソーシャルメディアを通じて大量に拡散していることがわかり、がくぜんとする。脅迫や中傷は選挙後もやまず、従業員数人が店を去った。■「Post Truth時代」の恐怖 偽ニュース問題への関心が高まったのは、大統領選の終盤だった。党派色の強いブログやほぼ無名のニュースサイトがガセネタを発信、それらがフェイスブックやツイッターなどでまことしやかに流れていく。その結果、有権者の投票行動に大きな影響を与えたとの見方が広がった。 米ピュー・リサーチ・センターが事件当日を含む先月1~4日に実施した世論調査では、米国人のほぼ3人に2人(64%)が「偽ニュースは時事問題や世の中を理解する上で、多大なる混乱をもたらしている」と強い懸念を表明した。 その混乱の極みといえるピザゲート事件は、客観的な事実や真実が重

視されない「Post Truth(ポスト・トゥルース)時代」の怖さを物語っ                

ている。(シリコンバレー=小川義也)                    発砲事件が起きたピザ店「コメットピンポン」の前                   

には、励ましのコメントや花束が集まった            

 

 

Please reload

特集記事

I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

Please reload

最新記事
Please reload

アーカイブ