⽶ドルの独歩⾼と中国

ドルの独歩⾼が続いている。⽶国の物価上昇率は2%に達し、⽶利上げの加速が意識されているためだ。ただ⻑い⽬で⾒ればドルの実効レートはまだ1年前より5%も安く、経済や物価への逆⾵ではない。最近の原油⾼も物価上昇圧⼒になり、「⽶利上げ・ドル⾼」が⻑期化する可能性もある。 21 ⽇午後の東京市場で円・ドル相場は1ドル=111 円39 銭まで円安・ドル⾼が進んだ。この2カ⽉間で7円弱も円安・ドル⾼に振れ、かなりのスピード調整だ。ドルは対ユーロでも連⽇で今年の⾼値を更新。⽶利上げに再び関⼼が向かい、国際⾦融市場では⾼⾦利通貨のドル買いが⼤きなテーマになっている。 「ドル⾼はまだ続くのか」。BNPパリバ証券の河野⿓太郎⽒は先週、ニューヨークで複数の投資家を訪ねたが、ドル⾼に質問が集中した。いまのところ、ドルが年10%前後で上昇した2014〜15 年のようなドル⾼を⾒込む声は少ないが、最も重要なリスク点検の要因との⾒⽅は共通する。 世界の当局者のあいだでもドル⾼は関⼼事だ。⽶利上げが速まれば、ドル建て債務の多い新興国経済に打撃になる。4⽉に⽶ワシントンで開かれた20 カ国・地域(G20)財務相・中央銀⾏総裁会議でも、この点は⽶中貿易摩擦とならぶリスクとして議論された。今年のG20 会議の議⻑国は資⾦流出に揺れるアルゼンチン。⼈ごとではない。 だが当の⽶連邦準備理事会(FRB)の姿勢は揺らいでいない。パウエル議⻑の8⽇の講演は、こうした懸念をなだめるような内容だった。多くのグラフを駆使し、「⽶⾦融政策が世界の⾦融情勢に与える影響は誇張されるべきではない」と⾔及した。ほかの幹部からも最近のドル⾼を

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