増加幅は4月の123,000人を大幅に下回った。また市場予測の160,000を大きく下回った。但し、失業率は4.7%と大きく改善しているなど、指標には強弱がみられる。
米国の利上げ判断にとっては、どちらかというと逆風と思われる。米国連邦準備理事会(FRB)は6月の利上げを見送るとの思惑か走り、円が買われ、一時、1ドル=106円代後半に上昇した。
FRBのイエレン議長は数ヶ月内の利上げを示唆しており、私は、円高は一時的なものと考えている。米国の雇用統計による一時的市場の調整よりも、我が国の企業成長を踏まえたGDPの上昇率アップを期待す...